コピーライターとは
コピーライターとはクライアント（広告主）のマーケティング課題を言葉を軸にしたアイデアの力で解決する仕事です。キャッチコピーやボディコピーの制作はもちろん、TVCMやWeb動画の企画をすることもあれば、クライアントの商品やサービスをどのようなブランドにするべきかという戦略から考える場合もあります。インターネットが生み出した情報過多の社会において、優れた広告コピーおよび言葉の力は生活者の無関心の壁を突破するカギとなることが多く、その重要性はますます増しています。
コピーライターの業務内容
コピーライターの業務は多岐にわたります。所属している企業の規模にもよりますが、総合広告代理店の場合は、テレビCMやラジオ広告の脚本制作、雑誌や新聞広告のキャッチコピーやボディコピーの制作、ウェブサイトやSNS投稿の文面作成など、多様な媒体を担当します。さらに、コニュニケーションプランナーやプロモーションプランナー、クリエイティブディレクター、デザイナーなどと連携し、キャンペーン全体の企画コンセプトの打ち合わせやアイデア出しも行います。
コピーライターの仕事例
広告キャンペーンにおいて広告コピーは重要な役割を果たします。過去にさまざまなコピーやそれに込められた戦略アイデアが商品やサービス、ブランドのヒットを生み出してきました。次にあげるようなコピーは皆さんの記憶にも残っているではないでしょうか。
・「一瞬も一生も美しく」/ （資生堂）
・「そうだ 京都、行こう。」/ （JR東海）
・「いくぜ、100万台。」/ （プレイステーション）
・「好きなことで、生きていく /（YouTube）
コピーライターになるためには
コピーライターになるための王道は新卒で総合広告代理店に総合職として入社したのち、クリエイティブ試験を突破し、クリエイティブ部署に配属されることです。広告代理店におけるクリエイティブ職は全社員の5〜10％程度であるため、それなりに競争の激しいポジションであると言えるでしょう。他方、多くのコピーライター志望者は、宣伝会議のコピーライター養成講座に通い、コピーライティングを学ぶことからはじめます。未経験のコピーライター採用は狭き門ですが、求人を注意深く探すと、中小規模の広告制作会社やウェブ制作会社などの募集を見つけることができます。面接の際はこれまで制作した広告の企画をポートフォリオとしてまとめておくとスムーズです。
参考：コピーライター養成講座
コピーライターのキャリアパス
ある程度の経験を積むと、コピーライターとしてのキャリアにはいくつかの選択肢が生まれます。まずはクリエイティブディレクターとしてコピーライターやCMプランナー、アートディレクターからなるクリエイティブチームの責任者になる方向性です。また、スペシャリストとしてコピーライターを極めていく方向性もあります。さらには、クライアント（広告主）のマーケティングおよびクリエイティブ担当として、ブランド戦略や広告プロモーションに携わっていく方向性もあり得るでしょう。もちろん、独立してフリーランスコピーライターとして活躍する方や、クリエイティブエージェンシーを立ち上げる方もいます。
コピーライターに関するおすすめの書籍
糸井重里氏や仲畑貴志氏が牽引したコピーライターブームの頃よりコピーライター関連の書籍は数多く出版されています。コピー年鑑と呼ばれる各年度の優れた広告コピーやCM映像がまとめられた書籍をはじめ、事例集のようなものも豊富に存在します。ここでは広告業界のコピーライターとして価値のある仕事を行うためのエッセンスが積み込まれた書籍を中心に紹介します。
・広告コピーってこう書くんだ！読本〈増補新版〉 / 谷山雅計
コピーライターに転職するには
株式会社マルニではコピーライターの転職支援を行っています。所属コンサルタントの丸本は博報堂アイ・スタジオや東急エージェンシーにてコピーライターを務めていました。学生の頃よりコピーライター/プランナー職をめざし、試行錯誤を繰り返していた経験があり、未経験からコピーライターになる方法、また、広告制作会社から総合広告代理店のプランニング職、クリエイティブ職へキャリアアップするためのノウハウがございます。ぜひお問い合わせください。
転職支援事例：テクニカルに強いクリエイティブディレクターをめざし、大手広告代理店の統合プランナーへ。
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