アクティベーションプランナーとは
近年、広告・マーケティング業界で注目を集めているアクティベーションプランナーは、企業のブランドや商品の価値を最大化するための統合的なコミュニケーション戦略を立案・実行する専門職です。従来の広告プランナーとは異なり、オンライン・オフラインを横断した生活者との接点を設計し、具体的なアクションを促すことに重点を置いています。特に、デジタルテクノロジーの進化により、より精緻な消費者行動の分析と、それに基づくきめ細かな施策の展開が可能になっています。
アクティベーションプランナーの業務内容
主要な業務は、生活者を深く知るところから始まります。定量・定性データを活用し、ターゲットの行動パターンや意思決定プロセスを深く理解します。そこから、顧客体験の文脈に沿った最適なタッチポイントを特定し、統合的なコミュニケーション戦略を構築します。重要なのは、単にマス広告とデジタル広告、リアルイベント、SNSなどの各施策を増やす/組み合わせるのではなく、各接点での生活者の文脈や心理状態を考慮し、本当に人が動くコミュニケーションをつくりあげることです。
アクティベーションプランナーのキャリアパス
アクティベーションプランナーのキャリア展開は、個人の適性と志向性によって大きく二つの方向に分かれます。統合コミュニケーションの設計に強い関心を持つアクティべーションプランナーは、アクティベーションディレクターへと進化していきます。複数のプロジェクトを統括し、クライアントの事業戦略に基づいた包括的なコミュニケーション戦略の立案と実行を担当します。一方、クリエイティブの発想やクラフトクオリティに情熱を持つアクティべーションプランナーの中には、クリエイティブディレクターとしての道を選択する方もいます。革新的な表現開発やクオリティの高いアウトプットの実現に注力し、プロジェクト全体のクリエイティブクオリティを統括する役割を担います。
アクティベーションプランナーになるには
アクティベーションプランナーになるには、広告代理店やPR会社、Web制作会社、デジタルエージェンシーなどでの実務経験が基本となります。マーケティングの知識に加え、PR的企画力、デジタルメディア/マーケティングテクノロジーへのリテラシー、統合的なコミュニケーションの設計力、クリエイティブディレクションスキルなどが求められます。もちろん、すべての領域に精通している必要はありませんが、自らのコアスキルの習熟を通して、他の専門性への深い理解を得ていることが重要です。
アクティベーションプランナーの転職ならマルニ
株式会社マルニではアクティベーションプランナーの転職支援を行っています。コンサルタントの丸本は博報堂アイ・スタジオおよび東急エージェンシー在籍時に主にデジタルを活用したアクテイベーションプランニングプロジェクトに数多く関わりいくつかの成功体験を収めてきました。そのため、アクティベーションプランナーに求められるスキルや転職の市況感について熟知しています。お気軽にお問い合わせください。