PRを通じて認知を獲得した「その先」までコミットしたかった
金山さんのこれまでのキャリアを教えてください。
2020年に新卒で大手PR会社に入社し、インフルエンサーのキャスティングを担当するチームに配属されました。 最初は、インフルエンサーを活用したPR施策やSNS投稿の企画・運用を中心に担当し、クライアントの課題やKPIに合わせて最適なインフルエンサーを提案することがミッションでした。
その後、チームの規模が拡大するにつれ、業務の幅も広がりました。SNS施策のプランニングを手掛けるようになり、さらに、PRイベントでインフルエンサーやタレントをキャスティングする業務も担当するようになりました。その後、笠原さんにサポートしていただいてCARTA MARKETING FIRMに転職したのが、2024年11月です。前職に続いてキャスティングを手掛けながら、より幅広い業務に携わっています。
そもそも新卒でPR会社を志望したのは、なぜだったのでしょう。
金山:就活時、実は化粧品メーカーに行きたいと考えていました。美容が大好きだったことや、大学時代に大手消費財メーカーとの産学連携で化粧品を開発するゼミに参加していたことがきっかけでした。しかし就職倍率は高く、就職できたとしても営業職からのスタートになると知りました。自己分析を進める中でプロモーションに関わりたい気持ちが強いことに気付き、広告業界志望に切り替えることにしました。
新卒で入社したPR会社に興味を持ったのは、私が目にしたことがある外資系大手消費財メーカーのプロモーションを手がけていると知ったからです。「就活生は黒髪が当たり前」という問題にフォーカスしたプロモーションが当時話題になっていました。また説明会の雰囲気がよく「ここなら成長できる」と思えたのも、応募した理由です。
PR会社には営業職のつもりで入社したので、キャスティングの仕事を担当することになったのは 「青天の霹靂」でした。ですが私はSNSも好きだったため、今振り返ると結果的には向いている仕 事だったと思います。立ち上がって間もない、先輩社員1人と私だけの小さいチームでしたが、そ れから4年半、会社の成長に合わせてチームも私も少しずつ成長することができました。
充実感を得られる仕事だったように感じますが、転職を考えるようになったきっかけは?
金山:一言でいうと、新しい領域にチャレンジしたくなったからです。前職ではインフルエンサーのキャスティングやPR施策の経験を積み、大手クライアントを担当する中で、経験値やスキルを得られたと思っています。しかし、クライアントに「認知を得られたのは成果だけど、実際に商品は売れたのか」と問われると、PRの視点からは追い切れず、もどかしさを感じていました。
私に、デジタルマーケティングや広告運用の知見があれば顧客を獲得するフェーズまでしっかりご提案できたかもしれません。そのために必要な経験を積みたいと思ったことが、転職活動を始めた理由です。
初めての転職活動について不安だったことはありますか。
金山:前職では人間関係がとても良く、上司や同僚との信頼関係がしっかり構築されていたため、仕事の進行もスムーズでした。多くの方が人間関係で悩む中、その環境を変えることに対して不安を感じていましたね。
「こんなに追いかけてくれるんだ」大手転職エージェントにはない手厚いサポート

そんな金山さんがマルニに声をかけてくださったのは、どんな経緯で?
金山:転職を真剣に考え始めたタイミングで、友人がマルニの笠原さんを紹介してくれました。それまでにも、複数のエージェントに相談したことがありますが担当者が多くの候補者を抱えていることもあり、求人の紹介をされて「気になるものがあったら教えてください」で終わるケースが多かったです。あまり深いコミュニケーションが出来なかったことが不安に繋がった点やPR業界に精通されている方々ではないため、エントリーシートの添削等で不安に感じることがありました。
そんな中で、マル二を利用したのは何故でしょうか
金山:マル二さんは、広告/PR業界に関する知識が深く、私がこれまで経験してきた仕事やスキルと、これから挑戦したい仕事を加味した上でマッチした会社をしっかり提案してくれました。また、広告業界企業の人事の方々とも深い信頼関係を築いており、求人票だけでは分からない様々な情報の共有と対策を行ってくれました。特に笠原さんは業界各社の内情もよくご存知で、「この会社はこういう強みがあってこんな人材を求めているから、エントリーシートや面接ではここをアピールすると良いよ」と具体的な対策を授けてくれたことから転職活動のサポートを笠原さんに任せたいと感じました。
気持ちの面でも、笠原さんは私の支えになってくれました。というのも、笠原さんと話しているうちに、ポジティブになれた気がします。以前の私は「キャスティングしか経験のない私には市場価値がない」と思い込んでいました。ただ笠原さんは、丁寧なヒアリングを通じて私の強みを引き出してくれました。面接の後は必ず電話をくれて、私のメンタルケアをしてくれたのも嬉しかったです。
笠原:それはよかったです。「金山さんの強みは『トレンドを掴む力』です。そこは自信をもってください」と、繰り返しお伝えしたことを覚えています。前職でもそこを活かし実績を出されていましたしね。個人的に、私が金山さんに言われて嬉しかったのは「笠原さんが一番追いかけてくれた」という言葉ですね。
金山:仕事が忙しくなると、仕事外の連絡に返事をしなくなることがあるんです。それでも笠原さんは負けじと連絡をくださり私が転職活動をスムーズに進められるように、導いてくれました。
笠原さんは、私の初めての転職活動を丁寧にリードし、適切なタイミングでサポートをしてくれました。転職活動を一つのプロジェクトとして、的確にマネジメントしてくれたおかげで安心して進めることができました。ブティック型転職エージェントならではの専門性を活かし、求職者に寄り添ったコミュニケーションへと落とし込んでくれたことで、充実したサポートを受けられたと感じています。
「まず一歩踏み出すこと」そのあとは転職エージェントが伴走してくれる

最終的に、CARTA MARKETING FIRMを転職先に選んだのは、何が決め手になったのでしょう。
金山:CARTA MARKETING FIRMなら、自分が持っていたスキルを生かしつつ、デジタルマーケティングや広告など新しい知識を獲得できると確信したからです。前職だとPRという「点」でしかマーケティングに関われなかったのに対し、CARTA MARKETING FIRMではより広がりのある「面」でマーケティングに関わり、クライアントに貢献できると考えました。また、広い業務のそれぞれに深い知見を持った先輩方がいることも、自分がこれから成長していく環境として、魅力的でした。
転職前の金山さんは職場の人間関係を心配していましたが、入社してみて、CARTA MARKETING FIRMの雰囲気はいかがですか。
金山:この会社とはフィーリングが合うと入社前から感じていたんです。形式だった面接ではなく対話を通じて私の内面や考え、経験を親近感のある姿勢で聞いてくださったので、リラックスして話ができました。一次面接を通過した段階でもう「CARTA MARKETING FIRMに入社したい!」と思ったぐらいです。
入社後も、その印象は変わりません。仕事に集中すべきときはしっかり取り組み、楽しむべきときは思い切り遊び、盛り上がる場面では全員が一体となって楽しむ。そんなメリハリのある雰囲気が特徴です。CARTA MARKETING FIRM全体で270名と大きな組織でありながら、風通しが良く、社員同士の関係もとても良好です。さらに、メンバー同士が「あだ名」で呼び合うほどコミュニケーションが活発で、親しみやすい職場環境が整っています。
現在の業務について、もう少し詳しく教えてください。
金山:引き続きインフルエンサーやタレントキャスティングを担当しながら、今後は大きい広告案件や制作物のディレクションなども手掛けていきます。いま私が所属している「&Social部」は、さまざまな業種業界にSNSマーケティングを活用するチームです。前職に比べると、担当できる案件の規模が格段に大きく、提案できる企画の内容も変わりました。その分、期待される数字もハードルが高いのですが、CARTA MARKETING FIRM内に蓄積している独自の知見を生かしながら、十分な成果を報告できる体制が整っています。

金山さんが転職前に「やりたい」と思っていたことは、実現できそうな予感がありますか?
金山:そうですね。現在は「ディレクター」のポジションですが、今年中には「プロデューサー」に昇格して、施策の全体統括をできるようになることが目標です。ゆくゆくは「インフルエンサー施策ならCARTAの金山」と、業界で名前が挙がるような存在になりたいと思っています。
最後に、かつての金山さんと同じように転職を考えている方に一言、アドバイスをお願いします。
金山:「転職したい」でも「不安」「怖い」という方が大半だと思うのですが、あれこれと理由をつけて立ち止まっているより、まず動いてみることです。とりあえず動きさえすれば、笠原さんのようなエージェントと出会えてお尻を叩いてもらえるかもしれません(笑)、皆さんの道が開けることを願っています!